保育士の専門学校で学べること
女性の社会進出に伴い、保育のあり方が大きく変わろうとしています。幼稚園と保育園の機能を併せ持った「認定こども園」の制定は記憶に新しいところです。また歯科医院や美容院に保育士がいることも珍しいことではなくなりました。社会の変化を受けて、保育士を養成する専門学校のカリキュラムも多様化しています。
2年制課程では、2年間で「保育士」の資格取得をめざします。短期大学との教育連携をとる学校では、課程の併修により「幼稚園教諭2種」の免許をとることも可能です。2年制は学習期間が短いため、学費を抑えることができて早く就業できるというメリットがあります。3年制では資格取得にじっくりと取り組むほか、特定の分野を重点的に学べることが多いです。
専門学校によって様々な強みや特徴があり、実習の種類や時間を多く設定していたり、音楽の指導が特に丁寧であったり、子どものスポーツについて学ぶコースもあります。得意分野をしっかり身につけてから仕事に携わることができます専門学校には、「併修校」といって、資格取得のために短期大学等通信教育を併修しなければいけないところがあります。資格取得のために必要な課程や期間、費用をよく調べることが大切です。また学校により「社会福祉主事任用資格」「レクイエーション・インストラクター」など、ほかに取得できる資格もちがいます。
多くの専門学校ではオープンキャンパスを開催しています。機会を利用して各校の特徴を知り、自分に合った学校選びをしたいものです。